【ステップ4】《インデックス》と《インデックスファンド》について インデックスは投資の背骨であると私は考えます。というのも投資初心者がまず最初に触れなければならないのもインデックスですし、投資の神と呼ばれるような人たちが、勝つために日々そこから何かを読み取ろうと分析しているのもインデックスです。ファンド投資で勝つのも、個別株で勝つのも、FXで勝つのにもインデックスへの理解が必要になります。 ファンドに関しては《インデックスファンド》というものが、二つに大別できるファンドの種類の一方を担っているので、インデックスをの理解を避けて通るわけにはいきません。 さてインデックスとは何でしょう。経済指標のことです。 経済指標とは何か、それが上がっていると景気が良い、下がっていると景気が悪い、と一般的には言われているものです。 日本で有名なインデックスは日経平均株価ですよね。これは日本経済新聞社が毎年選んだ日本を代表する225の企業の株価平均です。 その次はTOPIXです。これは投資用に上場している全ての会社の株価の総額です。 アメリカではダウ平均株価というの名前を誰もが聞いたことがあるかもしれません。これは何と工業部門から選ばれた30の優良企業の平均値です。 そして今ダウ以上にアメリカで投資対象とされれいるが、S &P500(スタンダード&プアーズ500)となります。これはS &Pという評価機関があらゆる業種から選んだ、トップ500の優良企業の平均値です。 偏った業種の中の30社よりも、全米トップ500の方が、誰だってアメリカの経済全体の動きを反映していると考えるでしょう。 その他にもフランスCAC40、ドイツDAX30、イギリスFTSE100など、各国一つはインデックスを持っています。 インデックスファンド さて、インデックについては何となくご理解いただけたにではないかと思います。ではインデックスファンドとは何か。それ日経225やS&P500のように、その国を代表する企業の株を、そのままパッケージングしてしまったファンドのことです。ここではファンドマネージャーの出番はありません。というのも日本経済新聞が毎年日本のトップ225の企業を綿密な分析により選んでくれているからです。つまりインデックスファンドを持つことで、その国や地域の名だたる企業を、ほとんど上から順に一定数(ダウなら30株)買うことができえるのです。 このように株式だけでなく、債券、不動産(REIT)も指標としてインデックスファンドになります。 インデックスファンドはファンドマネージャーが株を厳選しているわけではありませんが、日経平均株価ならば、日本経済新聞社が毎年しっかりと企業の価値評価をして、225社を選び直しています。ダウもS&Pもおなじです。特にこれまでどこにのインデックスにも入らなかった新興企業が、S&Pに入ったりすると、「あの会社はS&P 500に入った、そんなに優秀なんだ……」と大衆から思われ、会社の株価は急に高騰します。 なのでファンドマネージャーが独自の価値観では選んでいると言う事はないですが、毎年常に水槽の中の水は悪い水を捨て、良い水を継ぎ足し、きれいな状態に保たれているといえます。 またファンドマネージャーが株を選ばないということから、手数料が安いこともインデックスファンドの特徴として挙げられます。 【ステップ5】これを理解せずに投資をしてはいけない『リスクと... 【ステップ3】投資信託(ファンド)について理解しよう 関連記事一覧 【ステップ2】『株・債券・現物(コモディティ)・為替とい... 【ステップ3】投資信託(ファンド)について理解しよう 【ステップ6】目標にすべき利回りとアクティブファンド 【ステップ1】複利の凄さを知りましょう 【ステップ5】これを理解せずに投資をしてはいけない『リス...