代表者の投資哲学

投資の楽しみを、多くの人に知ってほしい

みなさんは投資をしたことはありますか?

そう思い切って尋ねたいところなのですが、躊躇してしまいます。というのも、現代においてどこからどこまでが投資と呼べるのかは不明確だからです。保険会社が提供する元本保障された積立保険は、1%程度の年利ですがお金を銀行に眠らせておくよりは増えるので、投資と言うことができなくもありません。また、証券口座を開いて自分で取引せずとも投資ができる私募の投資案件というものがありますが、その中にお金を預けると勝手に増えて配当をもらえるという会社もあります(これは詐欺であることが多いのですが…)。これは、本人は何もせずその会社の責任者にFX取引を任せっきりなので投資と呼べるかは疑問ですが、年利30%を毎年しっかり返している会社も中にはあるので、「投資は実力者に任せるのが最も賢い方法。自分で考えて投資するなんて馬鹿のやることだ」と言われても反論はできません。

しかし、それでも私はやはり「来月、来年はどの株がファンドが上がるのだろうか」と自分の頭で考え、自分なりの根拠と結論を持って売買という行為をする、それこそが投資だと定義したいのです。「投資の目的は?」と聞かれたら誰でも資産を増やすことだと答えるでしょう。もちろん増やすことは重要ですが、それ以上に私が伝えたいのが投資をする過程の楽しさです。

今やどこの国の企業にもクリック1つで自分の資産を預けることで応援することができます。その応援できる楽しさに加えて、投資の勉強をすることで世界の貧富について学べる楽しみも加わってきます。

極端な話ですが、日本人は仕事をしなくても生活保護制度を利用すれば月11万円程度の収入が得られるのに対し、東南アジアのある国では1週間働き詰めにしてもその金額に遥か及ばない収入しか得られず苦しんでいる人がいます。それだけでも世界の仕組みの一部が目に見えてわかってきます。

「自分が投資で勝つということは、それだけ負ける人を作るということでは?」と思われる人もいらっしゃるかもしれません。
100億円勝つ人がいたら100億円損をしている人がいる投資の方法も確かにあります。詳しくは本サイトの他のページで記載していますが、本当の投資は投資する側とされる側がWin-Winになることで成立する取引です。逆に言えば、そういった関係になれる企業や国を探すのが投資である、とも言えます。

投資の神ジョージ=ソロスが「金融投資は世界に平和と平等をもたらすためにある」といった理由もそこにあります。成長する人を応援するところに投資の起源があります。

Liberté Financial Advisory
代表取締役
二宮 利徳
1981年9月19日生まれ

芝学園高校
洗足学園音楽大学作曲科を卒業
クラシックの作曲家として生計を立てるも、クラシック業界の社会からの需要の無さから28歳で金融業界に転身。作曲理論同様に金融経済分析に興味を持つ。